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進化するFX注文 条件設定、利益確定など自動で

外国為替証拠金(FX)取引各社が独自の注文手法を相次ぎ導入している。あらかじめ利益確定の値幅などを設定しておくと、相場が動いてその条件が満たされたときに自動的に新規注文や決済が発動する機能だ。

ヒロセ通商は昨年12月、「決済pip差注文」を導入した。pipとは通貨の最小取引単位のことで、同社の場合ドル・円で「1pip=0.1銭」となる。指し値や逆指し値、トレール幅を設定しておくと、成り行きで注文を入れたときにこれらの決済価格も自動的に発注される。

注文ごとに決済価格を指定する手間が省けるので、短い時間でたくさん売り買いしたい投資家にとっては便利だ。「対円通貨なら5~10銭を指定する人が多い」(友延雅昭取締役)という。

ジャパンネット銀行が打ち出したのは「連続IFDOCO注文」という手法だ。最初の注文が利益確定で決済されると、自動的に次の新規注文が利益確定・損失限定注文とセットで発動する。これを最大9回連続分、まとめて予約できる。証拠金は発動中の注文分だけで足りる。

損失限定注文にぶつかると、以降の予約注文は全て取り消される。相場観を外すと「連勝」がストップするというわけだ。市場商品事業部の大塚一浩グループ長は「ただ利益を出すだけでなく、ちょっとした遊び心を味わってほしい」と話す。

サイバーエージェントFXは「リピートトレール注文」を取り入れた。「トレール注文」とは、ドルの買い注文を入れた場合、ドル高・円安が進むと逆指し値注文も円安方向に並行する機能。円高方向には動かないため、トレール幅以上に円安が進めば、利益確定までの値幅が自動で広がることになる。

リピート機能では利益確定の決済と同時に、新規のドル売り注文がトレール付きで発動。自分で決めた有効期限までは新規の売りと買いが自動的に繰り返される。「幅が広めのレンジ相場だと利益を出しやすい」(中村隆之取締役)。今後も各社の知恵比べが続きそうだ。

[日本経済新聞夕刊1月15日付]

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