/

FX、年末年始のFX取引 流動性低下に注意

FX(外国為替証拠金)取引サービスを手掛ける各社は、クリスマスや年末年始の一部の時間帯でサービスを実施しない。為替市場の流動性が極端に低下し、スプレッド(買値と売値の差)が大幅に拡大する可能性があるためだ。個人投資家は十分に証拠金を積んだり、レバレッジ(証拠金倍率)を低めに設定したりといった対策も必要だ。

主なFX会社が休むのは通常の土日と1月1日(いずれも午前7時すぎから翌日午前7時前まで)。一部のFX会社は12月25日の夕方以降、1月1日の午前2時以降も追加で休みとなる。FX会社によって対応が異なるので、まず取引会社の営業日時を確認したい。

各社がこの期間にFX取引を休む背景には、市場参加者が極端に減り、相場が大きく振れ顧客が大きく損失を被る可能性が高まる点がある。

FX取引では相場が一方向に急激に進み顧客資産が大きく目減りする可能性が高まった場合、全ポジション(持ち高)を強制的にロスカット(損失確定)させる措置がある。年末年始の一定時間は突発的なニュースなどで相場が急変動しスプレッドも広がる場合がある。このため主なFX会社は一部時間帯でサービス提供を自粛している。

今回の年末年始の為替市場では米金融緩和縮小も始まり、思惑的な売買が起こりやすい。「年明けの米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表前後は特に注意」(上田ハーロー)、「豪ドル/円、ニュージーランド(NZ)ドル/円は理解不能な動きをする可能性がある」(外為どっとコム)などの指摘も出ている。

また年末年始は銀行による送金ができないことがある点にも留意したい。もっともインターネット取引なら24時間入金可能な場合も多いが、余裕を持った取引をするに越したことはない。

個人投資家にとって年末年始はゆっくり取引できる時期かもしれないが、FX取引では早めの決済、倍率引き下げといった対策も考えておきたい。

(日経マネー編集部)

[日本経済新聞夕刊12月25日付]

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン