大人のための「恐竜学」 小林快次監修、土屋健著 童心に返ってワクワク

2013/11/15付
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(祥伝社新書・780円 ※書籍の価格は税抜きで表記しています)

(祥伝社新書・780円 ※書籍の価格は税抜きで表記しています)

誰しも、子供の頃、恐竜図鑑に夢中になった憶(おぼ)えがあるだろう。でも、その知識は、とっくの昔に塗り替えられてしまった。

たとえば、昔の恐竜図鑑に必ず載っていたブロントサウルスは、いつのまにか消えてしまった。アパトサウルスと同種であることがわかり、名前が統一されてしまったのだ。

そもそも恐竜とは「体の下に足がまっすぐのびた爬虫類(はちゅうるい)」のことだそうだ。だからワニは恐竜じゃない。でも、驚いたことに、鳥類は恐竜に分類される。

最新の恐竜図鑑には、羽毛をまとった恐竜がたくさん描かれている。1996年に初めて発見されて以来、羽毛をもつ恐竜化石が続々と見つかっているのだ。

恐竜の色もわかってきた。始祖鳥はカラスみたいに黒い羽根だったが、羽根の内側は明るい色だったそうだ。恐竜の姿が次々と変わり、イラストレーターも描き直しに大忙しだ。

ティラノサウルス(獣脚類)、ステゴサウルス(剣竜類)、トリケラトプス(角竜類)など、お馴染(なじ)みの恐竜たちもイラスト入りで紹介される。童心に返ってワクワクできる本。

★★★★★

(サイエンス作家 竹内薫)

[日本経済新聞夕刊2013年11月13日付]

★★★★★ これを読まなくては損をする
★★★★☆ 読みごたえたっぷり、お薦め
★★★☆☆ 読みごたえあり
★★☆☆☆ 価格の価値はあり
★☆☆☆☆ 話題作だが、ピンとこなかった

大人のための「恐竜学」(祥伝社新書)

著者:土屋健
出版:祥伝社
価格:819円(税込み)

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