2019年2月21日(木)

FX 「自分で売買プログラム」普及狙う 難しさ払拭、初心者獲得

2013/11/6付
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外国為替証拠金(FX)取引で、自分で取引プログラムを作成できるツール「メタトレーダー(MT)4」を国内でも普及させようと提供会社が取り組みを強化している。MT4は海外で利用が多い。国内でも難しいとのイメージを払拭し、初心者のほか、手軽な自動売買に飽き足らなくなった層の取り込みを狙う。

英系アルパリジャパンは9月から、投資助言・代理業者を通じてMT4口座の保有者に対し、売買プログラム「EA」を3本無料で提供するキャンペーンを始めた。

MT4は多彩なテクニカル指標を表示できるなどチャート分析機能に優れ、EAを使って自動売買もできる。中上級者向けとのイメージが強いが、「海外では初心者もかなり使っている」(田代信次社長)という。

EAはプログラミング知識があれば自分で作成することもできるが、「インターネットなどでEAを探し、自分に合うようにカスタマイズして使う人も多い」(同)。

取引戦略を選ぶだけの自動売買システムと比べるとやや手間はかかるため、キャンペーンでは初期設定などを分かりやすく説明したマニュアルを添付。EAを選ぶポイント、ポートフォリオの組み方の基礎を指南するリポートも付ける。

セブンインベスターズは10月から、プログラミング知識がなくてもウェブ上でEAが作れるサービス「EAクリエイター」の無料提供を始めた。移動平均線など様々なテクニカル指標の条件を設定するだけでオリジナルのEAが作成できる。同社の顧客は少額取引が多く「高額のEAを購入するのは負担が重いとの声に応えた」と説明する。

8月からMT4の提供を始めたマネックス証券は「自動売買だけでなく、裁量取引をするトレーダーにとってもすぐれたツール」として普及を図る。動画セミナーでは入門編として「概要」、初級者向けに「チャート編」を提供。「EA編」は中上級者向けとした。

FXトレード・フィナンシャルは投資助言・代理業者に依頼して初心者向けサイト「エキスパートラウンジ」を用意。MT4のインストール方法などを解説する無料動画やEAのランキングを見ることができる。

MT4はダウンロード時のライセンス条項やエラーメッセージなど一部に英語表示が残っているのも国内での普及を妨げる一因といわれている。開発元であるメタクオーツソフトウエア社(ロシア)の国内正規代理店、クロスブリッジは「徐々に改善されているが、すべて日本語化されるよう働き掛けをさらに強めていく」としている。

[日本経済新聞夕刊11月6日付]

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