新・ローマ帝国衰亡史 南川高志著 国境地帯の実態と新たな知見

2013/7/17付
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野心的な書物である。エドワード・ギボンの大著『ローマ帝国衰亡史』の向こうを張って、21世紀にふさわしいローマ帝国衰亡史を書こうというのだから。だがこの書物は、野心的ではあるが、近年のローマ史学界の動向の精査と著者の長年にわたる地道な研究の堅実な基礎の上に書かれている。

「ゲルマン人」という用語も「西ゴート族」「東ゴート族」という用語も使わないと、読者を戸惑わせるような宣言もあるが、先入観に染まっ…

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