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LIBOR不正操作とは?

Q&A 住宅ローンにも影響 金融界の信頼揺らぐ

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)という基準金利を銀行が自分の都合でごまかしていた。個人の暮らしにも影響を与えた事件に金融界の信頼が揺らいでいる。

 Q LIBORとはなにか。

A 「ライボー」と読む。大手銀行が返済までの期間の短い資金を融通し合う際に支払う金利の目安だ。住宅ローンやデリバティブ(金融派生商品)の金利はLIBORを基準に決める場合が多い。

10種類の通貨にそれぞれ15の貸出期間が設定され、全部で150種類。大手各行が「午前11時時点でまとまった金額を借りられると考える金利水準」を英国銀行協会に申告し、同協会が算出する。

Q どんな不正が見つかったのか。

A 英バークレイズは6月末、2005~09年にたびたびLIBORの申告金利を偽ったことを認めた。不正の目的は当初、デリバティブでの荒稼ぎ。トレーダーが自らの持ち高や戦略に応じてLIBORを上げ下げしてほしいと頼み、LIBOR担当者が頻繁に応じていた。

08年の金融危機の際は自行の信用を補うため、幹部の指示で申告金利を低く偽った。申告金利が高いと資金調達難を示すと懸念した。

Q 事件の捜査は続いているが。

A LIBORはポンド建てなら16行が申告する金利の上位と下位の4分の1を除いた残りを平均して算出する。バークレイズ1行だけでLIBORを誘導し続けるのは難しい仕組みで、英金融サービス機構(FSA)は英国内外の7行を調査中。英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)首脳は近く当局の処分を受ける可能性を明かした。不正を働いたトレーダーを刑事訴追する欧米当局の動きも伝えられている。

(ロンドン=上杉素直)

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