北方領土返還交渉 四島の帰属巡り膠着
きょうのことば

2012/6/20付
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▽…日本は旧ソ連が第2次世界大戦直後に不法占拠した択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島の北方四島の返還を求めて交渉を続けてきた。北方領土の帰属問題が解決していないため、日ロ間では今もなお平和条約が結ばれていない。

▽…北方領土交渉は日本とソ連の国交が回復した1956年の日ソ共同宣言が出発点になる。平和条約を結んだ後に歯舞と色丹の2島を日本に引き渡す合意が柱だ。ソ連の崩壊後、93年の東京宣言でロシアは日ソ間の約束を引き継ぎ、領土問題は北方四島の帰属問題だと位置づけた。2001年、森喜朗首相とプーチン大統領が署名したイルクーツク声明は日ソ共同宣言が有効だと確認した。

▽…森政権では日ソ共同宣言で決まった歯舞、色丹の「2島先行返還論」が一時勢いを増した。ただ、択捉、国後の帰属がロシアのままでは「2島で終わり」になりかねず、小泉政権で再び「4島一括返還論」に戻った。4島の面積は合計で約5千平方キロ。うち択捉が6割強、国後が3割を占め、歯舞、色丹の2島では4島全体の7%にすぎない。そこで国後、歯舞、色丹の3島に択捉の一部を足して分割する「面積等分論」や択捉、国後両島を日ロで共同統治する案などが浮かんでは消えている。

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