ぬるい毒 本谷有希子著 主人公の強烈な内省的意識

2011/7/22付
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先週行われた芥川賞の選考は残念な結果に終った。「該当作ナシ」。本谷有希子は本作で候補になっていた。

高校の頃はさしてパッとしたところのなかった主人公・熊田由理は地元の短大に進み、垢(あか)抜けた感じになっている。

ある正月。帰省中の、高校時代にお金を借りたという向伊が電話をかけてくる。向伊は東京の大学に通っている。ほとんど記憶にない男からの電話にうろたえるけれど、正月にしかかかってこない電話に過…

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