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名峰撮影で活躍 トレッキングガイド・貫田宗男(上)

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2011/5/21 7:00
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ヒマラヤなど海外のトレッキングブームも、この震災でツアーの中止が相次いでいる。しかし、1970年代後半にカナディアン・ロッキーで日本初のハイキングツアーを催すなど、山岳ガイドとして活躍してきた貫田宗男(60)に休んでいる暇はない。

「僕はチベットが好きです。圧倒的な、ごめんなさいと言いたくなるような景色が好きなんです」

「僕はチベットが好きです。圧倒的な、ごめんなさいと言いたくなるような景色が好きなんです」

■エベレストに登頂2回

世界の名峰を撮影する遠征隊のコーディネートなど、山に関するテレビ番組制作のプロとして欠かせない存在だからだ。

4月までは山に入るはずの中継機材は震災の東北にあった。5月に入ってようやく動き出した。東北の被災現場にも山の仲間が大勢入っている。「災害に強い人たちですから。山仲間はどこでも自己完結できる。そこら中に寝るみたいな感じで」

東京・新橋の古いビルの5階。世界探検コンサルタントの略であるWEC(ウエック・トレック)が会社名で、会長の貫田のほか社長以下3人しかいない。しかし貫田は毎年のようにキリマンジャロ(5896メートル)に出かけ登頂10回。チョモランマ(英国名でエベレスト=8848メートル)の頂には2度立っている。

社長の古野淳は、これまた95年にエベレスト北東稜(りょう)から世界初完登したツワモノだ。ブータンなど秘境に強く4カ国語を使いこなす稲村道子もいる。

■不穏な時代に突入して

不穏な時代に世界が突入して、トレッキングツアーの周辺はますます物騒になっているという。

「湾岸戦争からヒマラヤ諸国がみんなダメになりましたね。先日もイスラマバードからパキスタンに入っていますが、あそこが安定するとは考えられない。となると一生、世界第2の高峰K2(8611メートル)のベースキャンプやバルトロ氷河トレッキングなどカラコルム山脈に行けないことになる。カラコルムが入ってなかったら世界の名峰シリーズではない」

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