2019年6月26日(水)

アジア債券投信が人気 商品選びの注意点とは

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2011/4/21付
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アジアの債券を投資対象とする投資信託の設定が相次いでいる。国内の運用難に悩む個人投資家の間で、高成長の続くアジアでの資産運用への関心が高いのに加え、先進国の金利が金融緩和で大幅に低下したことから、高利回りで毎月高い分配金をもらえるアジア債券投信に人気が集まっている。ただ、複雑な為替取引を組み込むなどリスクの高い商品も多く、投資に当たっては注意が必要だ。

アジア債券投信は2010年以降、品ぞろえが充実してきている。10年7月に大和住銀投信投資顧問がアジアの国債・社債に幅広く投資する「アジア・ハイ・インカム・ファンド」を設定し、約半年で300億円を超す資金を集めたほか、11年2月にはパインブリッジ・インベストメンツやDIAMアセットマネジメントが、中国人民元建て債券投信の運用を開始するなど、新しい動きが相次いでいる。

表Aに主なアジア債券投信をまとめた。基本的にアジア各国の政府や企業などが発行する債券に投資する。中国やインド、マレーシア、インドネシアなど複数国の債券に分散投資する商品が多い。組み入れる債券の種類は投信によって異なる。例えば「アジア・ハイ・インカム」は社債を中心に投資するが、国際投信投資顧問が運用する「アジア・パシフィック・ソブリン・オープン」は国債が大半を占める。債券の国別組み入れ比率も商品によってかなりばらつきがある。

アジア債券投信の販売が増えているのは、アジアの経済成長力に投資家の注目が集まっているためだ。バークレイズ・キャピタル証券の飯田美奈子・外債ストラテジストは「従来世界の工場として成長してきたアジアでは、インドネシアのように中間所得層が増え、内需が伸びている国もあり、さらなる成長が期待できる」と指摘する。

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