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非鉄7社、全社が最終損益改善 4~12月

金属価格上昇けん引

非鉄7社の2010年4~12月期の連結決算が出そろった。全社がそろって2ケタ増収となり、最終損益が改善した。銅や亜鉛など金属価格の上昇を受け、製錬事業の収益が伸びた。電子材料や超硬工具など多角化事業の拡大も寄与した。

金属相場の上昇が収益改善の原動力だ。ロンドン金属取引所(LME)の10~12月の銅の平均価格は1トン当たり約8600ドルと、各社の想定以上の水準で推移。金属価格が上昇すると地金の販売価格が上がるほか、海外鉱山からの受取配当金などにプラスに働く。

三菱マテリアルの4~12月期の連結最終損益は207億円の黒字(前年同期は316億円の赤字)だった。銅価格上昇で鉱山からの受取配当金が119億円増えた。東邦亜鉛は亜鉛や鉛の価格上昇を受け製錬事業の損益が改善。純利益は2.1倍の80億円。

電子材料など多角化事業も収益を押し上げた。DOWAホールディングスは太陽電池の電極に使われる銀粉が好調で、純利益は2.5倍の97億円に拡大した。

11年3月期通期の見通しに関しては明暗が分かれた。製錬事業の好調を受け、住友金属鉱山と三井金属が純利益予想を上方修正した。JXホールディングス子会社で銅製錬大手のJX日鉱日石金属(非上場)も銅価格の上昇が寄与し、経常利益予想を従来予想の610億円から680億円に引き上げた。

一方、製錬以外の事業で苦戦した古河機械金属と三菱マは下方修正した。古河機金はクレーンなどの販売が苦戦している。三菱マは11年3月期の連結最終損益予想を100億円の黒字(前期は665億円の赤字)と従来予想から80億円引き下げた。約28%出資するSUMCOの業績悪化で持ち分法投資損失が11月時点の想定から150億円拡大することが響く。

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