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七転び八起きのサッカー人生 川崎・寺田 引退模様(4)

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2010/12/30 7:00
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189センチの申し分のない長身と、FWに劣らぬダッシュ力。DF寺田周平(35)は川崎一筋でチームの興隆期を支え、生き抜いた。

「目指すものがあるなら大変ではない」。ケガを乗り越え厚い人望を得た

「目指すものがあるなら大変ではない」。ケガを乗り越え厚い人望を得た

トップ選手のサッカー人生とはひと味違う12年間だった。32歳にして「思いもよらず」日本代表デビュー、Jリーグ発足後の最年長記録となった。

1999年に入団するも、出場記録の2001年は空欄のまま。肉離れなどケガに悩まされ、2年近く試合に出られない時期があったからだ。1年を通じて無事働けるようになったのは6年目。そしてプロ入り前には「空白の1年」を味わっている。

大学を卒業して某クラブに入団が決まったものの、メディカルチェックで「異常あり」と診断されて泡と消えた。しかし自覚症状はない。閉ざされたプロへの道。先の見えない浪人生活が身にこたえた。

そんな挫折を活力剤にできたのが寺田の強さだろう。「あの時に比べれば今の苦しさはまし」。後に遭遇したケガとの闘いも、そう考えて乗り越えた。

「頑張る場所さえ頂けるなら落ち込むことはない。目指すものがあるなら大変ではない」との姿勢でサッカーと向き合い、厚い人望を得た。

人柄なのか、「印象に残るのは好プレーよりも重大ミス」と振り返る。

09年、首位鹿島との大事な一戦で味方へのバックパスをさらわれ得点を献上、引き分けた。それも「優勝できればこれもいい体験かも」とモチベーションにした。

「つらい体験はそのまま終わればただの嫌な体験。でも乗り越えて何かをつかめれば『いい体験』になる」

そうして度重なる困難と付き合い、頑張ったら日本代表にたどり着けた。ワールドカップ最終予選で思わぬ先発がまわってきた。

失敗が許されない戦いで、何でもない場面で敵方へ横パスを出してしまい我を失う。「映像で振り返るのも怖いくらいの体験だったけど、やはり貴重ですね」

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