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ケガから復帰、苦難のシーズン テニス・錦織圭(上)

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2010/12/8 7:00
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約2カ月ぶりの日本を、錦織圭(20、ソニー)は忙しく過ごしている。米国にはない「チョイおしゃれ」な洋服が欲しい。コンサートに行きたい、友人にも会いたい。スポンサーとの仕事も忘れてはいけない。テニスはなし。リラックスしすぎくらいで、ちょうどいい。

世界ランキングを日本勢男子で今季最高の98位まで戻した

世界ランキングを日本勢男子で今季最高の98位まで戻した

4月にケガから復帰

新年が明けると同時に、新シーズンも始まる。今月中旬には米国に戻り、またテニス漬けの日々が始まる。その前に、緩めるときは緩めておかないと活力も沸いてこない。特に今季は「すごーく長かったから」。

2009年春から痛みがあった右ヒジを同年8月に手術した。本格的にツアーに戻れたのは今年の4月。09年2月に自己最高56位まで上がった世界ランキングも、1800近くあるランクの圏外まで下がった。

今季の目標は100位以内に定めた。「長い道のり。一瞬、目標が見えなくなった時もある」。だが終わってみれば98位(6日現在)、日本の男子の中では最高の順位だ。四大大会に予選なしで出場できる位置にまでのし上がってきた。

復帰当初は試合勘が戻らず

錦織のテニスは見る者を引きつける。変幻自在のショットと、それを使って相手の裏を突く戦術眼が武器だ。しかし、復帰当初は試合勘が戻らず、「毎ポイント、ただプレーしているだけ」だったという。

ケガの再発が怖くて、腕を思い切り振れない。無意識のうちにセーブしてしまうから、イメージしたテニスができない。

勝機がありながら、それをものにできない自分がもどかしい。「もう悩んで悩んで、どーんと悩みこんでいた」

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