通貨バスケット制とは 複数通貨で交換価値決定

2010/6/22付
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Q 通貨バスケット制とはどんな制度か?

A 通貨の交換価値を決める際に、複数の通貨を入れた「バスケット」を想定し、それを1つの通貨と見立てて交換レートを算出する方式。バスケットに入れる通貨とその比率は自国との貿易量などを参考に決めるケースが多いようだ。

Q どのように交換価値が決まるのか。

A 例えば、人民元のバスケットをドル70%、ユーロ20%、円10%の比率で構成したとする。ドルが対ユーロで5%、対円で10%下落した場合、ドル換算すればユーロは約5%、円は同約10%の「値上がり」になる。各通貨の構成比率を勘案してバスケットの中身をドル建てで合計したものが新たな「人民元の対ドルの交換価値」で従来より約2%増える=「切り上がる」計算となる。

Q 元相場が通貨バスケット制になるとどんな影響があるか。

A 中国政府は通貨バスケットの中身を明示していないが、貿易量の多いユーロや円などの変動も影響する可能性がある。市場では構成比について米ドルが5~6割、ユーロが2割、円が1割未満との推測がある。ただ、中国は2005年7月にバスケット制を参考にした管理変動相場制に移行したが、金融危機で外需が落ち込むと元相場を米ドルに固定した経緯もあり、方針が突然変わる可能性もある。

Q 他にバスケット制を採用している国は。

A シンガポールやロシアなどが通貨バスケット制を採用している。

(上海=戸田敬久)=随時掲載

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