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中国共産党 、周永康氏を立件へ 前指導部 汚職容疑で

2014/7/30付
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【北京=島田学】中国共産党は29日、胡錦濤前政権の最高指導部の1人で、党内序列9位だった周永康・前党政治局常務委員(71)を「重大な規律違反」の疑いで調査し、立件・審査を進めていると発表した。汚職などの容疑で党中央規律検査委員会から取り調べを受けているとみられ、年内にも党籍剥奪処分となる可能性が高い。国営新華社が伝えた。最高指導部にあたる常務委員経験者への汚職追及は極めて異例だ。

周永康氏

周永康氏

習近平国家主席が29日に党の最高意思決定機関である政治局会議を開いて決めた。習氏が反腐敗運動をテコに党内の権力基盤をさらに強めようとしているのをうかがわせる。ただ実力者だった周氏への追及は党内の動揺を招く可能性もある。習氏は当面、党内で引き締めを図るとみられる。

周氏を巡っては、すでに元側近や元秘書、親族らが相次いで拘束され、汚職などの疑いで取り調べを受けていた。周氏本人も行動の自由を制限され、事実上進んでいた取り調べがいつ公表されるかが関心を集めていた。今回の決定で周氏の問題を正式に「事件」と認定した形だ。

周氏はエネルギー政策に影響力を持つ「石油閥」の大物で、江沢民元国家主席にも近いとされる。胡前政権では公安・司法分野のトップを務める実力者だった。

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