米、中国をWTO提訴 風力発電部品「生産に不当補助金」

2010/12/24付
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【ワシントン=御調昌邦】米通商代表部(USTR)は22日、風力発電用のタービンや部品を生産する中国国内メーカーに不当な補助金を出しているとして、中国政府を世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。WTOの紛争処理規定に基づき、2国間協議を要請した。同協議で解決しない場合、WTOに紛争処理小委員会(パネル)が設置される見通しだ。

今回の問題は全米鉄鋼労働組合(USW)の申し立てに基づきUSTRが調査してきた。対象の補助金制度は中国国内で生産された部品などが使用されているかが支給の条件となっており、WTO規定に違反していると米側は主張している。

USTRのカーク代表は声明で同補助金について「米国の中国への輸出の障壁として働いている」と指摘。米企業に悪影響を及ぼしているとの認識を示した。

【北京=高橋哲史】中国商務省は23日、米政府が中国政府は風力発電メーカーに不当な補助金を拠出しているとして世界貿易機関(WTO)に提訴したことについて「中国の措置は省エネや環境保護に役立つうえ、WTOの規則にも合致している」と反論する談話を発表した。

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