アルジェリア与党、非常事態宣言の撤回法案を提出

2011/2/3付
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【ドバイ=太田順尚】アルジェリア国営通信によると、アルジェリア民族解放戦線(FLN)など与党2党の一部議員は2日、約20年間発令されたままの非常事態宣言を撤回する法案を議会に提出した。エジプト情勢を受け、国民の不満回避を狙った可能性が高い。

アルジェリアではチュニジア政変後、失業や物価高騰を受けたデモが起こり、政府は食料価格安定のための輸入拡大策を打ち出した。だが、不満の矛先は1999年に就任したブーテフリカ大統領の長期政権に向いており、野党などは12日に大規模なデモを呼びかけている。

非常事態宣言は92年の軍による政変の際に発令され、国民の政治活動などを制限してきた。ムバラク大統領が再選断念を表明したエジプトでも、約30年間にわたり非常事態宣言下にある。アルジェリア政府は、12日に計画されるデモは違法との立場を崩しておらず、硬軟両面で国民の抗議を鎮めたい方針だ。

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