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春節中の民主化機運を警戒 中国、活動家を拘束

香港の人権団体、中国人権民主化運動情報センターは2日、中国公安当局が1日に湖北省武漢市の著名な民主活動家、秦永敏氏(57)の身柄を拘束したと伝えた。当局は春節(旧正月)に伴う2日からの大型連休中に活動家同士が連携を強めることを警戒。新年の挨拶を交わさないよう各活動家に警告した。中東のデモが活発化する中、民主化運動の飛び火を封じ込める狙いもありそうだ。

秦氏は昨年ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏に代わる授賞式の出席候補として名前が挙がるなど劉氏との関係が深い。同センターなどによると、秦氏は野党結成を目指したとして投獄され、昨年11月に懲役12年の刑期を終え出所した。当局が活動家同士の新年の挨拶や春節の帰省を制限するのは1989年の天安門事件以来初めてという。

一方、共産党機関紙、人民日報は2日、党・国務院(政府)が1日に開いた春節祝賀会で、温家宝首相が「我々の行う全てのことは人民の福祉のため。物価の速すぎる上昇を断固として防ぐ」と述べた講話を1面に掲載。エジプト情勢に関する報道について、中国紙記者は「当局の反応に配慮し、積極報道は自主的に控えている」と話した。

チュニジア、エジプトなどで反政府デモを誘発した社会的背景は、物価の高騰や若者の就職難など、中国が抱える課題と共通点が多い。中国でも同様の反政府デモを呼び掛けるようなインターネット上の書き込みは当局に削除されている。

(北京=尾崎実)

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