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揺らぐSTAP細胞 理研が中間報告「論文に重大な過誤」

不正の有無なお調査

理化学研究所は14日、小保方晴子研究ユニットリーダーらが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文で多くの疑問が指摘されている問題に関する中間報告を発表した。論文に掲載した画像の取り扱いなどに問題があったことを認め、理研の野依良治理事長は論文を作成する過程に「重大な過誤があった」と謝罪した。悪質な不正があったかは今後調査を続けるものの、論文は取り下げる方向だ。

中間報告では外部の専門家などから指摘されていた6つの疑問点を主に調査した。このうち結論を得たのは2つ。1つはSTAP細胞の画像にゆがみがあった点で画像を圧縮したのが原因とした。もう1つはSTAP細胞が胎盤に育ったことを示す画像で不要な画像を削除し忘れたものだと判断。いずれもミスであり現段階では意図的な不正ではないとした。

残りの4つの疑問点については不正かどうかは調査を継続する。特に英科学誌ネイチャーの論文に載った画像が、小保方氏が2011年に執筆した博士論文で使った画像と似ているとの指摘には「同一データと判断せざるを得ない」との見方を示した。意図的に使い回した不正が疑われるが、小保方氏の聞き取りはできていない。

遺伝情報の実験画像や実験手法の盗用など残りの3つの疑問点については、改ざんなどの行為があったことは認めたものの、不正かどうかの判断は先送りした。

理研は一連の疑惑を受けて、2月18日付で調査委員会を設置して調べてきた。最終の調査結果をまとめる時期は未定としたが、明確な不正が発覚すれば調査を打ち切り処分を決める。

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