横綱は「スマートフォン」「羽田空港」 10年ヒット商品番付
新たな消費生み、高まる存在感

2010/12/8付
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日本経済新聞社は2010年の日経MJヒット商品番付をまとめた。横綱は高機能携帯電話「スマートフォン」と、32年ぶりに国際定期便が復活した「羽田空港」。インターネット消費やアジアからの観光客誘致など、新たな需要を生み出して存在感を高めた。長期化するデフレを反映し、低価格の外食店や省エネ製品も番付上位に入った。

スマートフォンは人気の火付け役「iPhone(アイフォーン)」のほか、米グーグルの基本ソフトを搭載した端末や携帯決済機能を持った端末も登場。10年度の販売台数は前年度比約1.9倍の440万台(MM総研予測)に上る。

デジタル関連では、「アバター」など「3D(3次元)」映画でヒットが続き、家電各社は3D対応テレビを発売。「エコポイント」効果は薄型テレビの販売台数を前年比8割増へ押し上げた。

羽田空港は10月に4本目の滑走路と新国際線ターミナルが開業。国際線の就航地はそれまでの4都市から来春には17都市に拡大。訪日外国人の増加などによる経済効果は、年間約1兆円と試算されている。ドラマでファンが増えた「坂本竜馬」、建設風景が注目を集める「東京スカイツリー」とともに、観光の追い風にもなっている。

所得が上向かないなか消費者の節約志向は続き、外食では「200円台牛丼」が人気に。「低価格均一居酒屋」のつまみも1品200円台が主流だ。省エネ性能の高い「LED電球」も普及しつつある。

一方、今夏はアイスクリームや機能性肌着が売り上げを伸ばす「猛暑特需」が発生した。消費が異常気象に左右された年でもあった。

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