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上期経常黒字、5半期ぶり増 海外投資の収益最大

金額は過去2番目に少なく

財務省が8日発表した2013年上半期(1~6月)の国際収支速報によると、モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同期比0.6%増の3兆2114億円になった。黒字額が増えるのは5半期ぶり。円安進行で企業などの海外での投資収益が過去最大に膨らみ、燃料などの輸入増による貿易赤字の拡大を補った。

ただ上半期の黒字額としては、比較可能な1985年以降、12年上半期に次ぐ歴代2位の低さとなり、回復の力強さにはなお欠けている。

上半期の貿易収支は4兆2382億円の赤字で、半期ベースで過去最大になった。輸入は前年同期比8.6%増の36兆9141億円。原子力発電所の停止に伴い、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)や原油など燃料の輸入が増えたことが響いた。輸出は3.5%増の32兆6759億円。自動車などを中心に北米や韓国向けの輸出が伸びたが、補えなかった。

一方、海外投資から得られるもうけを示す所得収支の黒字は同19.3%増の8兆6783億円となり、過去最大を記録。昨年秋以降の円安進行で、日本企業が海外子会社から得る配当や利子の円換算額が大幅に拡大。海外直接投資収益が同約4割増の3兆円強と過去最大となり、企業の海外戦略が貿易赤字を埋める構図が鮮明になった。

旅行や特許などを中心とするサービス収支は7207億円の赤字で前年同期に比べて赤字幅が縮小。円安効果などで日本に訪れる外国人客数が増え、旅行収支の赤字幅が縮小したことが寄与した。

同日発表した6月の経常黒字は前年同月比20.3%減の3363億円だった。燃料や半導体電子部品の輸入が増加し、貿易収支が赤字に転落したことが響いた。

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