2017年11月21日(火)

5号機の冷却、一時停止 福島第1原発
ポンプに不具合

2011/5/30付
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 東京電力は29日、これまで問題がなかった福島第1原子力発電所5号機で原子炉や使用済み核燃料プールを冷やすのに使うポンプが故障し、原子炉の温度が95度近くまで上昇したと発表した。予備品への交換で冷却機能は回復しており、温度は下降傾向にあるという。東電はポンプのモーターの不具合が原因とみており、特定を急ぐ。

 冷却時の熱交換に使う海水をくみ上げる「残留熱除去系」ポンプの停止は、28日午後9時過ぎに巡回中の作業員が見つけた。予備品への切り替えによって29日正午過ぎに再起動させた。

 28日午後5時時点で60.8度だった原子炉の温度は一時94.8度まで上がった。対応が間に合わないと沸騰して水が蒸発し、原子炉内の水位が低下する危険性があった。公表が遅れたことについて東電は「危険な状態になるとは考えなかったが、発生当日に公表すべきだった」と語った。

 また、2号機の取水口付近で海水中の放射性ヨウ素の濃度が28日採取分で国の基準の600倍と27日分(同130倍)に比べて約4.6倍になった。経済産業省原子力安全・保安院は新たな汚染水漏れの可能性が否定できず、監視を強化するとした。

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