2019年6月27日(木)

日米、北朝鮮ミサイル発射阻止へ連携
首脳確認、中国主席も「関心」

2012/3/27付
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【ソウル=犬童文良】韓国訪問中の野田佳彦首相は27日午前、ソウルで開かれている第2回核安全保障サミットに出席し、各国首脳と意見交換した。首相は北朝鮮が予告した長距離弾道ミサイルの発射実験とみられる「人工衛星」打ち上げについてオバマ米大統領に「日米で連携して北朝鮮の自制を求めていかなければならない」と提起。大統領は「その通りだ」と応じ、日米が連携して対応する方針を確認した。

首相は中国の胡錦濤国家主席とも話し、「貴国と連携する形で強く自制を促していきたい」と強調。胡主席は「地域の平和と安定は非常に重要だ。この問題に中国としても強い関心を有している」と応じた。首相は韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、インドのシン首相らにも北朝鮮に発射自制を求めるための協力を呼びかけた。

首相は核サミットの全体会合では「イランや北朝鮮の核開発は憂慮せざるを得ない事態だ」と指摘。北朝鮮の「衛星」打ち上げ予告は「国際社会の不拡散の努力にも反し、国連安全保障理事会決議違反だ。発射を自制することが国際社会の強い要請だ」と訴えた。

原発テロ対策では東京電力福島第1原発事故を教訓に、警察と自衛隊、海上保安庁による共同訓練実施を表明。サイバー攻撃に備え、原子力施設の情報システムを外部ネットワークから遮断したことを説明した。

電源装置の増強、高放射線量下で行動できる放射線防護車などの装備を充実させる考えも示した。兵器用核物質の生産を停止させる条約の早期交渉開始を提唱した。

午後の全体会合では原発事故の「大きな教訓」として(1)15メートル超の高さの津波など想定外を想定(2)現場を重視し、実地訓練を通じ対応策を共有(3)最悪の事態に対処できる安全確保への不断の取り組み――を提起する。

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