首相「財政健全化と経済成長両立」 参院予算委

安倍晋三首相は25日午前の参院予算委員会で、経済財政運営について「経済成長を力強いものにして強い経済を取り戻すための政策と、財政健全化を両立させるのが基本的な考え方だ」と述べた。同時に「インフレ期待を起こさない限り企業家は投資しない」と語り、デフレ脱却の重要性を改めて強調した。
財政健全化に向けた取り組みに関しては「来年度予算編成の基本方針(骨太の方針)で、基本的な方向を示し、中期財政計画の具体化を進めていく」と語った。
2013年度予算案で、新規国債発行額を民主党政権で定めた44兆円以下に抑えたことについては「財政健全化を目指す観点から予算案をつくった」と述べた。