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特集「大震災 再生へ」内の記事のうち、福島原発事故関連の記事は特集「福島原発 遠い収束」に、被災地の復興に向けた記事は特集「震災復興」にそれぞれ移転しました。

雇用のミスマッチ、被災地で深刻 失業率の改善鈍く

2013/7/24付
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内閣府が23日発表した2013年度の年次経済財政報告(経済財政白書)は、東日本大震災の被災地で求人と求職のニーズがかみ合わない「雇用のミスマッチ」が起きていることを指摘した。復興需要で仕事の数は急増しているものの、失業率の改善は鈍い。

求職者1人当たりに何件の仕事の募集があるかを示す有効求人倍率を岩手、宮城、福島の被災3県でみると、震災前までいずれも全国平均を下回っていた。10年10~12月期では全国が0.58倍に対して、被災3県合計は0.49倍だった。

11年3月の震災後は東北で復興関連の求人が急増し、有効求人倍率は劇的に改善した。13年1~3月は全国が0.85倍に対して、被災3県は1.18倍と大幅に上回った。

ただ、実際の就業の動きは鈍い。13年1~3月期の全国の完全失業率は4.3%と、震災前の10年10~12月期から0.5ポイント改善した。しかし詳細なデータがそろう宮城県で見ると震災前の5.8%から足元は5.9%と逆に悪化し、求人数の増加が雇用情勢の改善に結びついていない。復興事業がらみの求人は建設業が多いが技術や資格を持つ求職者は不足している。

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