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安倍氏、韓国に特使派遣へ 竹島式典は見送り

早期の関係改善狙う

自民党税調正副会長会議に出席した安倍総裁(21日午前、党本部)

自民党の安倍晋三総裁は21日午前、韓国大統領選での朴槿恵(パク・クンヘ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を総裁特使として同日中に韓国に派遣すると記者団に明らかにした。同党の衆院選の政策集で竹島を日本に編入した日にあたる2月22日に政府主催の式典を開くとしたことについては「総合的な外交状況を踏まえて考える」と述べた。来年の開催を見送る考えを示したものだ。

日韓関係は韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸や旧日本軍による従軍慰安婦問題などで悪化している。北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射するなど地域情勢が緊迫するなか、26日に首相就任予定の安倍氏は両国の政権交代を機に、特使派遣と政府主催の「竹島の日」式典見送りで、両国関係の早期修復につなげたい考えだ。

安倍氏は特使派遣の理由について「韓国初の女性大統領で大変期待している。日韓関係を発展、改善させていきたいという思いを込めて訪問してもらう」と述べた。額賀氏に朴氏あての総裁親書を託すことも明らかにした。

朴氏側も安倍氏の特使派遣を前向きに受け止めている。ただ、当選直後の朴氏の日程は立て込んでいる。額賀氏と朴氏の会談について日本側は22日を希望しているが、朴氏側の関係者は「朴氏の週末の日程を押さえるのは難しく、困っている」と明かした。日程の調整は難航する可能性もある。

自民党が「竹島の日」の政府式典の開催日に想定してきた2月22日は韓国大統領就任式(同月25日)の直前にあたる。党幹部の一人は日本経済新聞の取材に、政府式典を来年は開催しないと明言。石破茂幹事長は21日の記者会見で「北朝鮮や中国の最近の動きを考えたときに、北東アジアの安全保障状況をどう好転させるかという文脈の中で判断しなければならない」と指摘、政府主催の式典開催に慎重な考えを示した。

2月22日は島根県が「竹島の日」として式典を開いており、韓国側は強く反発していた。自民党は衆院選の政権公約として発表した「総合政策集」の中に「政府主催で2月22日を『竹島の日』として祝う式典を開催する」と明記していた。

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