2019年4月25日(木)

民主、70割れに現実味 支持層離反続く

2012/12/14付
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民主党は終盤情勢で調査対象とした接戦区のうち1位を維持する選挙区が4つ減り、全体で70議席割れが現実味を帯びてきた。先週から約80を重点区とし、労組や業界団体などへの働きかけを強めるが、支持層の離反を食い止められていない。大きく巻き返す見通しは立たず、野田佳彦首相が目指す比較第1党の確保は絶望的な状況だ。

重点区を中心に候補者の支持を訴える野田首相(13日、東京都内)

終盤情勢調査では、長野や滋賀などで盛り返しの動きもあるが、序盤で競り合っていた自民候補に差を広げられた選挙区が目立つ。現職閣僚でも自民候補を僅差で追っていた田中真紀子文部科学相や樽床伸二総務相らは差が開きつつある。

「民主党王国」とされてきた北海道や愛知でも逆風が強まる傾向がある。北海道は自民が圧勝した2005年の郵政選挙でも12選挙区のうち8つで勝利した。今回は序盤で先行していた1区を含め、道内全域で他党候補に後れをとっている。

小選挙区ごとの投票行動では、特定の支持政党を持たない無党派層は自民が民主を上回る選挙区がほとんどだ。民主支持層で民主候補に「投票したい」とするのは6~7割程度にとどまる。比例代表では自民支持層の8割が自民に投票するとするのに対し、民主は支持層の7割しか固められていない。

民主は労組など組織票固めに躍起だが「動きが鈍い」との見方が多い。首相が街頭演説などで自民批判を強めても、党幹部は「無党派層は自民により流れ、非自民票を第三極と食い合っている」と語る。

郵政選挙の113議席より勢力を減らす公算が大きく、党内では「情勢は厳しい」と焦りの色が強まっている。

首相は13日のTBS番組で、態度未定も多いとして「これからが勝負だ」と強調。最終盤での追い込みに期待をかける。

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