2019年2月19日(火)

大飯で断層調査始まる 規制委、原発敷地内で初

2012/11/2付
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原子力規制委員会は2日、関西電力大飯原子力発電所(福井県おおい町)で地質調査を始めた。敷地内の地層の割れ目などを調べ、活断層の有無を確認する。活断層の疑いが濃いと判断した場合は関電に稼働中の3、4号機の運転停止を求める方針だ。国内で稼働する原発が再びゼロになる可能性もあり、規制委の調査結果に注目が集まる。

試掘溝を調べる原子力規制委員会の調査団ら(2日午前、福井県おおい町)

規制委が原発の敷地内で断層調査をするのは初めて。調査団は島崎邦彦委員長代理のほか、地震学の専門家ら計5人だ。関電の豊松秀己副社長兼原子力事業本部長は調査団に「(東京電力)福島第1原発の事故以降、全社あげて安全対策を徹底してきた。調査には全面的に協力させていただく」と述べた。

大飯原発で調査するのは、2号機と3号機の間を通る「F―6断層」。細かく砕かれた岩石などでできた層が一定の方向に延びており、旧経済産業省原子力安全・保安院の専門家会合では「活断層の可能性を完全には否定できない」との指摘が出ていた。

関電は10月31日、F―6断層の独自調査に関する中間報告を規制委に提出。「活断層を示す明確な理由はなかった」と主張した。一方、島崎氏は「活断層は点ではなく面だ。周辺を調べれば分かる可能性はある」と述べ、専門家の視点で改めて判断する考えを示した。午前中は原発北側の地層を調査。午後は原発敷地内の地層を調べる。

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