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東電、炉心溶融 当初から想定 テレビ会議映像公開

東京電力は6日、昨年3月の福島第1原子力発電所事故直後から記録した社内テレビ会議の映像の一部を報道関係者に公開した。同月14日夕の映像では、東電本店にいた武藤栄元副社長が2号機について「2時間でメルト(溶融)、2時間で原子炉圧力容器の損傷の可能性あり。いいですね」と第1原発の吉田昌郎前所長に確認。東電が当初から炉心溶融を想定していたことが明らかになった。

福島第1原発1号機建屋爆発時の東電のテレビ会議映像(昨年3月12日)=東電提供

公開映像は約150時間。東電は、約1時間30分を抜粋した映像データを報道機関に提供した。

炉心溶融を巡り事故翌日の同月12日、経済産業省原子力安全・保安院の審議官は「可能性がある」と発表。しかし首相官邸側が懸念を示したため審議官は交代し、政府や東電は「燃料損傷」と説明を変更した。東電が炉心溶融を認めたのは2カ月後の5月12日だった。

また3号機を巡り吉田前所長が13日午前7時前「官邸から海水注入の判断は早すぎるのではと話が来た。(官邸は)廃炉につながるだろう、極力、ろ過水、真水をと言っている」と発言すると、作業員が「給水は遅れますが、それで順次行く」と対応。海水注入は同日午後1時すぎにずれこんだ。

3号機は14日午前11時すぎに水素爆発し、吉田前所長が「本店、本店。大変です、大変です」と連呼。「現場の人は退避、退避」と声が飛び交った。菅直人前首相が15日未明に本店に乗り込み約20分間叱責し続けた際は、事故対応が中断した。

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