田中真紀子文部科学相は2日、2013年度の開設を申請していた大学3校について不認可とする決定をした。大学設置・学校法人審議会は開設を可とする答申を出していたが、田中文科相は「設置認可のあり方を抜本的に見直す必要がある」と判断し、認めなかった。文科省によると、大臣が答申を覆して大学の開設を不認可にしたのは、記録を確認できる過去30年で初めてという。
不認可になったのは、秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)。いずれも短大や専門学校を改組するなどして4年制大学にする計画を申請し、大学設置・学校法人審議会は1日付の答申で開設を「可」としていた。
田中文科相は個々の大学の新設計画について不備を指摘したわけではなく、審査のあり方自体に問題があると判断した。
3校の来春の開学は不可能となる見通し。文科省によると、3校は4年制大学としての学生募集を始めていない。