百貨店売上高、7年ぶりの3カ月連続増
3月、高額品が好調

2013/4/19付
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日本百貨店協会(東京・中央)が18日発表した3月の全国百貨店売上高は既存店ベースで前年同月比3.9%増と3カ月連続で前年実績を上回った。3カ月連続のプラスは2005年9~12月以来約7年ぶり。株高が続くなか、消費者心理が改善し、宝飾品などの高額品に加え、春物の衣料品の販売も伸びた。

春物衣料の販売も伸びている(東京・新宿の百貨店)

春物衣料の販売も伸びている(東京・新宿の百貨店)

総売上高は5447億円。3.9%という既存店の伸び率は東日本大震災による落ち込みの反動が大きかった12年3月(14.1%)を除くと、07年6月の5.5%に次ぐ高い伸びとなった。

商品分野別にみると、3月は高級腕時計などを含む美術・宝飾・貴金属が15.6%伸びた。増加幅は12年3月を除くと、比較可能な07年以降では最大だった。海外高級ブランドなどの身の回り品も9.2%増えた。円安を受け「一部で値上げしたブランドもあるが、値上げ後も売れ行きは引き続き堅調に推移している」(大丸松坂屋百貨店)という。

百貨店の最大の収益源となっている衣料品も4.8%伸びた。例年よりも気温が高めだったこともあり、春物衣料が好調だった。「男女ともに明るい色のジャケットやパンツが売れた」(そごう・西武)

全体の入店客数は若干減少したものの、1人あたりの買い上げ金額は上昇。高島屋では3月の全店ベースの客単価が前年同月を約4%上回り、衣料品でも3%上昇した。

年明けから好調が続いていた大都市の店舗に加え、3月は地方・郊外店の売り上げも回復。富裕層が多い東京や大阪など主要10都市が5.6%増となっただけでなく、10都市以外も0.7%増と4カ月ぶりにプラスに転じた。

日本百貨店協会は「4月も東京は2%増で推移している」としており、足元の動向も堅調。個人消費の改善傾向は富裕層から一般消費者、大都市部から地方へ広がりつつある。

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