2019年9月23日(月)

PC駆け込み商戦 増税前の意外な「指名買い」

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2014/3/12 7:00
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4月1日の消費増税を控えて、パソコン市場も駆け込み需要に沸いている。4月8日(日本時間9日)に基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」がサポート終了になることもあり、消費者は"ダブル"で購買意欲をあおられているようだ。好調なのは織り込み済みだったが、売れ筋の製品は想定外。低価格なノート型でも最新の「ウィンドウズ8」搭載型でもない、二つのタイプの製品が飛ぶように売れている事実に家電量販店の担当者は一様に驚いている。

■どっこい堅調「一家に一台パソコン」

消費増税とXPサポート終了のダブルの駆け込み需要に沸くパソコン売り場。15万円前後と高額な国内大手メーカーのノートパソコンが売れ筋だという

消費増税とXPサポート終了のダブルの駆け込み需要に沸くパソコン売り場。15万円前後と高額な国内大手メーカーのノートパソコンが売れ筋だという

3月上旬のある平日。ビックカメラ有楽町店(東京・千代田)のパソコン売り場は、平日の昼間だというのに週末のようなにぎわいをみせていた。消費増税とXPのサポート切れに伴い買い替えを検討する人は、13年の11月ごろから徐々に増加。その時点では『買い時はいつごろか』といった質問が多く、様子見ムードも漂っていた。「2月ごろから、『3月までにどうしても買いたい』と本気モードで訪れる来店者が目に見えて増えた」(パソコン売り場担当の山田隆氏)

パソコン販売経験が長い山田氏をもってしても予想できなかったのが、15万円前後と高額な国内大手メーカーのノートパソコンが売れ筋になっていることだ。「15型クラスの液晶を備えた上位機種が売れている」(山田氏)

代表的な1台がNECパーソナルコンピュータの「ラヴィL」。実売で18万円台半ばと決して安くないが、CPU(中央演算処理装置)として現時点で最速クラスの「コアi7」を搭載する。ヤマハと共同開発した高音質スピーカーを採用し、テレビと遜色ない迫力で映像ソフトを楽しめるというのがうたい文句だ。

最近のパソコン市場は、「iPad」に代表されるタブレット(多機能携帯端末)に押され、よく売れる製品の価格帯が以前より下がっている。大型ノートの場合、中国レノボグループや台湾エイスースなどの5万~8万円程度のモデルが伸び、NECや富士通、ソニーの高額製品は苦戦が続いていた。増税前の駆け込み需要では通常の2倍以上高い製品が売れているわけで、山田氏が驚くのも無理はない。

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