2019年9月20日(金)

貪欲なEC 動画やSNS、リアルとの壁次々壊す

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2013/12/5 7:00
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三越伊勢丹の幹部はファンシーを活用するに至った経緯を次のように説明する。「良い品との思わぬ出会いがあるのが百貨店の良さ。ファンシーと百貨店には共通点がある」。ファンシーの利用者は米国を中心に既に1千万人以上。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)やマイクロソフトのビル・ゲイツ会長も利用しているといわれており、今後の急成長が期待されている。

■世界が仰天したアマゾンの「無人ヘリ配送」

米アマゾン・ドット・コムが試験中のヘリコプター型ロボット=ロイター/アマゾン

米アマゾン・ドット・コムが試験中のヘリコプター型ロボット=ロイター/アマゾン

米調査会社イーマーケッターの予測によると、2016年にはECの世界市場は12年の約1.8倍の1兆8597億ドル(約190兆円)に達する。ECはすでに消費者の有力な購買手段となっているが、異業種との連携などが強力なエンジンとなりまだまだ進化の歩みは加速しそうだ。

もちろんEC革命のなかで、ECの雄である米アマゾン・ドット・コムがキープレーヤーであり続けることに変わりはない。ジェフ・ベゾスCEOが3日、米CBSテレビの番組で明らかにした次世代構想は世界の度肝を抜いた。注文してから30分以内に宅配する新しいサービス「プライム・エア」がそれで、超小型無人機に荷物を固定して空を飛んで宅配してしまう大胆な発想だ。番組の中でベゾスCEOは、4~5年後をメドに始めたいとし、米連邦航空局(FAA)の規制緩和を待ち実験を進めると語った。

これまでのECは「店舗に行く買い物」を単にネットで置き換えたにすぎなかった。今後は実店舗や物流も含めて、ネットとリアルを横ぐしにして消費に関わるあらゆる非効率な工程をあぶりだす動きが加速しそうだ。ECが真の意味で威力を発揮し消費者の生活を変えるのはこれからである。

(産業部 岡田信行)

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