2019年1月24日(木)

ヤフー、楽天のバナー広告を掲載 敵から顧客に
次回の楽天セールは「ワンプライス」

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2013/11/26 18:14
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国内ポータル最大手のヤフーが25日、eコマース(EC=電子商取引)最大手である楽天のバナー広告の取り扱いを始めた。これまでヤフーのサイト内で、楽天のディスプレー広告(画像付きのバナー広告)を掲載したことはなかった。EC事業で競り合ってきた両社だけに、楽天関係者は「歴史的なこと」と表現する。

ヤフーのトップ画面に掲載された「楽天大感謝祭」のディスプレー広告

ヤフーのトップ画面に掲載された「楽天大感謝祭」のディスプレー広告

ヤフーは10月にEC事業の無料化策を発表、「楽天との競争が激化」との見方が広まっていた。しかし今回の広告掲載で、ヤフーにとって楽天は「商売敵」から広告事業の「顧客」へと変化し、両社が補完関係を結ぶことが明確になったといえる。

■楽天とアマゾンがヤフーECの二大顧客に

「楽天大感謝祭 11/30(土)0:00から」――。ヤフートップ画面右上の「ブランドパネル」と呼ばれる最大の広告枠に、楽天が30日から予定しているセールの広告が表示されている。

「25日から楽天のディスプレー広告を表示しているのは事実。これまで楽天のテキスト(リスティング)広告の掲載はあったが、バナー広告の掲載はなかった。かねて楽天からディスプレー広告も出したいという要望があり、今回『広告は自由でなければいけない』ということで受けた。今後、楽天とは共存共栄の関係でいたい」。ヤフーの広報担当者は説明する。

これまで「自由ではなかった」楽天の広告出稿が自由になった理由についてヤフーは、「個別企業の契約は話せない」(広報担当者)と明言を避ける。ヤフーがEC事業のビジネスモデルを転換したことは「直接は関係ない」(同)とするが、その「象徴」であることに違いはない。

ヤフーが打ち出した無料化策は、これまで「ヤフー!ショッピング」の出店者から徴収していた初期費用、月額出店料、売り上げに応じたロイヤルティーを無料にし、さらにネットオークション「ヤフオク!」への法人月額出店料、出品手数料も無料にするというもの。自前ECモールの販売増を競うことをやめ、勝負の土俵を広告・メディア事業に移した。

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