イノベーションNEXT 「破壊者」自動運転技術が問う日本の突破力
(久多良木健)
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テクノロジー界にあって常に「異端児」と形容されてきた日本人の一人がソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)元社長の久多良木健氏だ。ソニーのブラウン管テレビ「トリニトロン」全盛期に液晶の開発に没頭し、1994年にゲーム機「プレイステーション」発売にこぎ着けると、高性能半導体を心臓部に持つ家庭用スーパーコンピューターによるエンターテインメントを追求。ソニーやSCEを離れた後はインターネットに絡む次世代技術の開発を続けるとともに、大学の教壇にも立つ。未来を読む独自の視点で新商品を世に問うてきた久多良木氏が、日本のイノベーションのあり方を語る。...
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