2019年5月20日(月)

サムスン腕時計端末を試す 電話の使い勝手に難点

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2013/11/14 7:00
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サムスンの李英熙(イ・ヨンヒ)副社長は「ファッションアイテムとしてのギア」という位置づけを強調し、実用性以外の価値を訴えている。記者はもともと腕時計を使わないが、数万~数十万円する自慢の腕時計を身につける人は多い。使い慣れた腕時計の代わりにギアを使ってもらうハードルは決して低くない。サムスンのある若手社員は「うちの部長がギアを身につける姿はちょっと想像できない」と話していた。

「ギア」の使い心地の良さをアピールするサムスン電子の幹部ら(9月25日、ソウル)

「ギア」の使い心地の良さをアピールするサムスン電子の幹部ら(9月25日、ソウル)

本格的にギアのようなウエアラブル端末を普及させるには、いっそのこと既存の腕時計とは全く異なるデザインを取り入れるのが1つのアイデアかもしれない。サムスンは6日、ソウルで開いたアナリスト向け説明会でディスプレーの未来を示唆する動画を流した。一例として曲がるディスプレーをバンド部分に使った腕時計型端末が映っていた。サムスングループは曲がるディスプレーだけでなく「曲がる電池」まで開発済み。こうした先端的な技術を使って未来的なデザインを実現すれば、少なくとも一部の若者などは魅了されるだろう。

サムスンは過去にも腕時計型端末を発売したことがあるが、通信技術などの進化を背景に開発した今回のギアに対する力の入れ方は相当なものだ。IT機器の部門を統括する申宗均(シン・チョンギュン)社長は「ウエアラブル端末はこれからどんどん出す」と話す。ギアはまだ1号機。機能、デザイン、価格など今後の進化に期待したい。

(ソウル=小倉健太郎)

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