2019年6月19日(水)

「見えない消費者」の声分析、OKWaveの挑戦

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2013/10/1 7:00
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Q&Aサイト大手の「OKWave」を運営するオウケイウェイヴ。同社は5月に「OKWave総合研究所」を社内に開設し、これまでに蓄積した質問と回答の内容を分析して一般消費者の声を抽出する「Q&A分析」サービスを開始した。分析の対象とするのは約2900万件のビッグデータだ。ここから、どうやって消費者の声を探し出しているのだろう。ビッグデータ分析の現場を取材した。

週に1回の頻度で集まって分析の内容を全員で議論する

週に1回の頻度で集まって分析の内容を全員で議論する

■分析内容をみんなで討論

「素材・食材・料理レシピのデータ3000件以上を対象に、関東・関西で分けて見てみました」

「今まで居住地別で分析することはなかったのにどうして?」

「例えば肉うどんと聞いた時に使う肉が違うといった違いがあるかと思って」

「なるほど。味噌が何味かとか餅の形の違いとかもありそうだね」

食品会社の会話のように聞こえるが、実はQ&Aサイトを運営しているオウケイウェイヴの会議室でのやりとりだ。OKWave総合研究所では、週1回の頻度で定例会を開き、各人が実行している分析の内容について、相互に議論している。

議論の内容は、徐々に具体的になっていく。

「やや年配層が多いが男性も各年代に満遍なくデータを抽出できた。女性も主婦が半分以上になるかと思ったら、意外に社会人が多かった」

「アウトドアというと男性のイメージが強いが、実際に質問しているのは女性が多い」

「女性の方が『もらったけどどう食べればいいですか?』といった食材で聞いている人が多く、男性は完成品としてこの料理が作りたい、で調べている人が多いようだ」

最新の分析内容を見ながら、その分析が正しいか、ほかにどういう分析があるか、といった意見を相互に交わす

最新の分析内容を見ながら、その分析が正しいか、ほかにどういう分析があるか、といった意見を相互に交わす

「食材と調理法を分けて分析した方が見やすいのでは。また、年収との関連性で分析してみると面白いかも」

■コールセンターではつかめない顧客の声を発掘

オウケイウェイヴは、だれかが知りたい内容について質問を投稿するとほかの人が答えを書き込んでくれるQ&Aサイト「OKWave」を運営している。昨年末から「Q&A分析」というサービスを開始。これは、OKWave上に蓄積してある膨大な情報から一般消費者が書き込む生の声を分析して、企業や商品に役立つ内容を抽出するという新しいサービスだ。

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