2019年8月22日(木)

最先端ITが競演、全米テニスの舞台裏 クラウド、モバイル…

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2013/9/10 13:10
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今年も熱戦が繰り広げられたテニスの全米オープン。ニューヨーク市内の会場には、8月下旬から9月上旬まで2週間の会期中に70万人を超えるファンが押し寄せ、テレビ観戦者は米国内だけで5000万人以上に達したとされる。

ビジネスの世界では「クラウドコンピューティング」や「モバイル」「予測分析(アナリティクス)」などの活用が旬だが、スポーツの世界も例外ではない。世界最大のスポーツイベントの1つとされる全米オープンの舞台裏をのぞくと、最新のIT(情報技術)が凝縮されていた。

クラウドの運用状況や試合の分析データについて説明するIBMの担当者

クラウドの運用状況や試合の分析データについて説明するIBMの担当者

■IBMが1990年からITシステムを運営

決勝戦など主要な試合が行われるアーサー・アッシュ・スタジアム。内部の「関係者以外立ち入り禁止」区域にある一室に足を踏み入れると、大型の液晶モニターやパソコンがところ狭しと並んでいた。

各試合のデータ管理から公式サイトの運営まで、ITにかかわるあらゆる裏方作業を1990年から請け負う米IBMのオペレーションセンターだ。

「クラウド、予測分析、モバイル、そしてソーシャル。全米オープンは4つの重要なテクノロジーに関する我々の取り組みを一堂に見てもらえる格好の機会」。IBMでスポーツ・スポンサーシップ・マーケティングを担当するリック・シンガー副社長はこう話す。

主催者の全米テニス協会(USTA)が大会公式サイトを開設したのは1995年。以来、世界中のテニスファンに提供するコンテンツやサービスの形態は年々進化してきた。

<全米オープンのIT活用の取り組み>
1990米IBMが公式ITプロバイダーに
1995公式サイト開設
2007試合経過をリアルタイムで把握できる「スラム・トラッカー」の提供開始
2009米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」向けに大会公式アプリの提供を開始
2010ITインフラをクラウドに移行
2011米グーグルの携帯OS「アンドロイド」搭載スマホ向けに大会公式アプリの提供を開始
2012アップルのタブレット(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」向けに大会公式アプリの提供を開始
2013予測分析技術を活用し、クラウドの運用を自動化

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