2019年8月23日(金)

ネット選挙「決戦の土日」 無党派の閲覧急増

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2013/7/19 7:00
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参院選で解禁された、インターネットを使った公示後の選挙運動がいよいよ山場を迎えている。これまでのところ盛り上がりに欠けている点は否めない。ただ前哨戦だった6月の都議選では、投票前日・当日の2日間に検索して候補者のウェブサイトを閲覧する有権者が急増する現象が起こった。ネットを活用してどの程度無党派層を取り込めるかは、「決戦の土日」までにコツコツ積み重ねてきた取り組みが鍵を握る。

■投票前日のアクセスは5倍、当日は10倍以上

街頭演説をスマホで撮影する有権者(4日、東京都豊島区)

街頭演説をスマホで撮影する有権者(4日、東京都豊島区)

「告示前は1日に30~50ページビュー(PV=閲覧数)だったアクセスが、投票前日には250PV、当日は500PVと飛躍的に増えた」。都議選で複数の候補者からネット選挙の支援を請け負ったソーシャルグループウェア(東京・品川)の数又拓氏はこう語る。同社はウェブサイト制作を請け負う中で積み上げたネットの知見が生かせるとみて、ネット選挙支援事業を立ち上げた。

数又氏が担当したある候補者の選挙期間中のPVは1日平均100PV。投票直前の「駆け込み閲覧」が通常の5~10倍に跳ね上がったのは想定を超えていたという。「投票先を決めかねていた無党派層の有権者が多く、一気にネットを検索するなどの行動に出たのでは」(数又氏)とみている。参院選でも投票前日(20日)と当日(21日)に有権者からのアクセス数が急増し、投票行動を左右しうると断言する。

ソーシャルグループウェアは都議選で5人の候補者のネット戦略を支援。数又氏は23区内のある区から出馬した野党候補を担当した。都議選はネット選挙の解禁前で候補者は告示後の書き込みはできなかったが、それでも十分な手応えを感じたという。

実は投票直前に駆け込みアクセスが急増した背景に、念入りにネットの様々なサービスを使いこなす戦術で準備していたおかげもある。数又氏が支援を始めたのは5月上旬。まず手を付けたのはウェブサイトの大改造だった。

まずトップ画面の中に候補者のミニブログツイッター」、交流サイト(SNS)「フェイスブック」、動画共有サイト「ユーチューブ」の小画面を貼り付けた。いずれかを更新すればウェブサイト側も自動的に更新され、常に候補者の最新動向を有権者が把握できるようにした。

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