2019年1月24日(木)

世界のオタク魅了 インテルが人気アニメとコラボ
400億円市場作った「魔法少女まどか☆マギカ」

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2013/7/9 7:00
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「魔法少女まどか☆マギカ」が世界各国でヒットを飛ばしている。日本での放映は2011年1~4月と古いがDVDはいまだに売れ続け、2012年末には映画化。お膝元の日本での興行収入は11億円に達し累計80万人が楽しんだほか、間髪入れずに北米の60都市など欧米でも上映を始めた。各地の映画館には長蛇の列ができ、ファンの熱狂ぶりは国産の大人向けアニメの中で頭一つ抜けている。人気にあやかろうと関連グッズの発売に踏み切る企業も相次ぐ。たとえば米インテル日本法人はメーカーと組んで売り出し中の薄型高性能ノートパソコン「ウルトラブック」の販促に活用中だ。

日本の文化を世界に発信する「クールジャパン」を政府は推進中。ただ収益をどう確保し日本へ還流させるかの問題を長年解決できずにきた。そんな中まどか☆マギカはグッズの売上総額が既に約400億円に達し、国内外をつなぐ「まどか☆マギカ経済圏」を作り上げつつある。強力なコンテンツの力を借りれば人・物・金を動かせること示している。

■特別仕様のウルトラブックに欧米ファン狂乱

米インテル日本法人はメーカーと組んで売り出し中の薄型高性能ノートパソコン「ウルトラブック」の販促に「魔法少女まどか☆マギカ」を活用した

米インテル日本法人はメーカーと組んで売り出し中の薄型高性能ノートパソコン「ウルトラブック」の販促に「魔法少女まどか☆マギカ」を活用した

7日まで仏パリで開かれていた日本のポップカルチャーを紹介する世界最大の博覧会「ジャパンエキスポ」。今年も20万人以上の来場者が押しかけたが、そこでもまどか☆マギカは人気を集めていた。インテル日本法人のブースはその1つ。まどか☆マギカのファンのために徹底的にこだわり抜いて開発したウルトラブックを展示したところ、「クール!今すぐほしい。売ってくれ」などと熱い欧米のアニメファンが押し寄せた。

なぜ国境を越えて支持されるのか。制作を担当したアニプレックスは「男女問わずストーリーを自分自身のことになぞらえて考え、知り合いと議論しているファンが多い。内容に深みがあった点がよかったのでは」(マーケティンググループの清水広美チーフ)と分析する。平凡な生活を送っていた少女らが魔法少女として魔女と対決しながら人間として成長していく過程に自分を投影し共感するのだという。日常の世界との対比が浮き出るよう魔法の世界を印象的に描いた画風もこれまでにないとしてファンの心をつかんだ。

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