2019年3月19日(火)

「第2のLINE」か 国産アプリ「CocoPPa」世界でヒット
6月に利用者1000万の大台突破へ

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2013/5/29 21:30
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ネット広告のユナイテッドが開発したスマートフォン(スマホ)の無料アプリ「CocoPPa(ココッパ)」が世界中で人気を集めている。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」対応で、画面のアイコンや壁紙を自由自在に変更できるのが特徴だ。膨大な素材を用いて自分仕様に画面をデザイン可能なことに加え、アイコン作者と利用者が気軽にふれあえる独自のSNS(交流サイト)機能が斬新だとして支持を集める。

提供からわずか10カ月で800万人がダウンロード。そのうち47%が米国からだ。ゲーム以外で海外ヒットする国産アプリは珍しく、欧米やアジアの利用者との絆を作りたい企業も提携を検討するなどネット業界での注目度が急上昇している。

■iPhoneに続き「アンドロイド」版を追加投入

画面のアイコンや壁紙を自由自在に由に変更できるiPhoneアプリ。29日に「アンドロイド」版を追加投入した

画面のアイコンや壁紙を自由自在に由に変更できるiPhoneアプリ。29日に「アンドロイド」版を追加投入した

「6月に1000万達成はほぼ確実。年内に3000万ダウンロード達成も視野に入ってきた」。手嶋浩己取締役の鼻息は荒い。ユナイテッドは29日、米グーグルのスマホOS(基本ソフト)「アンドロイド」対応のCocoPPaを投入した。iPhoneで一定の成功を収めたとみて、利用者の増加ペースを加速させるためにアンドロイド版の投入に踏み切った。

米調査会社のIDCによると、2013年1~3月期だけでスマホは世界で2億1620万台が出荷され、このうちアップルのシェアは17.3%(3740万台)。残りの大半がアンドロイド搭載機であり、潜在需要は少なくないとみている。

CocoPPa人気を支えるのは10代女性だ。利用者全体の実に9割に及ぶ。彼女らがカスタマイズした画面を眺めると、例えばSNS「フェイスブック」のアイコンはヒョウ柄で、動画投稿「ユーチューブ」はハートマークをあしらったかわいらしいもの。背景も花柄模様やインスタントカメラ写真風など華やかで、アップルのオリジナルの無機質な画面とはずいぶん違う印象に仕上がっている。使い手が変わればできあがりも十人十色だ。

「スマホの画面を自分らしく飾って"デコ"りたい。趣味趣向を色濃く反映でき自己表現しやすい点が彼女らの心に刺さったのでは」。ヒットの原動力を手嶋取締役はこう分析する。実は似たアプリがほかになかったわけではない。ただCocoPPaの場合、用意する素材数が断トツに多いのだ。現時点でアイコンは約190万、壁紙は約20万種類に及ぶ。無限に近い組み合わせを楽しめる幅の広さの点で従来アプリと大きく差異化を図った。

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