スマホの先の新市場を創出するウエアラブルコンピューター
UIEvolution 中島 聡

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2013/5/24 7:00
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スマートフォン(スマホ)やタブレットに続く次世代デバイスとして「ウエアラブルコンピューター」が注目を集めている。ウエアラブルコンピューターとは、めがね型情報機器「グーグル・グラス」のように体に身に着けるタイプのコンピューターデバイスのこと。必要なときにポケットやかばんから取り出して使うスマホとは、使い方や目的が根本的に異なる。このため、まだ存在しない新しい市場が登場する原動力として期待が高まっている。

グーグル・グラスを説明するグーグルのティモシー・ジョーダン氏

グーグル・グラスを説明するグーグルのティモシー・ジョーダン氏

■常時身に着けることで新しい使い方を創造

米グーグル社が先週に開催した開発者会議「グーグルI/O」で、めがね型情報機器「グーグル・グラス」向けのアプリケーションがいくつか発表された。例えば、フェイスブックやツイッター、エバーノートといったスマホでも一般的なアプリが登場している。こうしたアプリの名前だけを見ていると、単に身に着けていつでも使えるようになっただけのようなイメージを受ける。だが、それではウエアラブルコンピューターの将来性を見誤る。

たとえば、常時身に付けていることで、体の動き、脳波の変化、体温、心拍数、血圧、血糖値、汗などのバイタルサインに関連する情報を各種センサーで測定して記録できる。外界の音や映像を記録して、装着している人の経験を記録することも可能だ。また、目の前に情報を表示したり、音声や振動で情報を伝えたりすることもできる。そして、こうしたウエアラブルコンピューターの特徴を生かした新デバイスが登場してきている。

■新しい映像を記録できるウエアラブルカメラ

実際の市場で好調な立ち上がりを見せているウエアラブルコンピューターは、スポーツマン向けの「ウエアラブルカメラ」と、歩数計を進化させた「アクティビティーモニター」の2種類だ。

ウェアラブルカメラ市場で圧倒的な強さを見せる「GoPro」

ウェアラブルカメラ市場で圧倒的な強さを見せる「GoPro」

前者のウエアラブルカメラは、サーファーやスノーボーダーなどを対象にした「GoPro(ゴープロ)」が圧倒的に強い。ゴープロはヘルメットや自転車などに固定して、スポーツや探検の映像を撮影できるようにしたカメラである。

サーフィンやモータースポーツ、スキー、自転車といったスポーツの映像について、参加するプレーヤーの視点から生々しい映像で記録できる。また、ワニやサメ、ホッキョクグマの口の中を撮影するのにも使用するなど、カメラの可能性を大幅に広げている。

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