XP終了まで1年 国内PCの3分の1なお使用 ウィンドウズ離れも加速か

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2013/4/18 7:00
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パソコンのOS(基本ソフト)「ウィンドウズXP」のサポート終了まで1年を切った。発売から12年近くを経た現在もなお、国内の約3分の1のウィンドウズパソコンに搭載されている。サポート終了後は新たなウイルスなどセキュリティーに対する脅威に無防備になるため、大きな問題が起きる可能性が高い。日本マイクロソフト(MS)は新しいOSへの乗り換えを呼びかけているが、なかなか進まない。実態を調べた。

9日、ウィンドウズXPのサポート終了まで1年を切り、新世代OSへの移行を呼びかける日本マイクロソフト樋口泰行社長(東京・港)

9日、ウィンドウズXPのサポート終了まで1年を切り、新世代OSへの移行を呼びかける日本マイクロソフト樋口泰行社長(東京・港)

「XPは構造上脆弱でセキュリティー対策も難しくなる。安全性の高い(新世代)OSに移行してほしい」。日本MSの樋口泰行社長は9日、都内で開いた記者会見でこう述べた。

■サポート停止後は脆弱性も放置

2001年10月に発売されたXPは、日本時間2014年4月9日にサポートが停止する。サポート中は新たに発見されたプログラムの欠陥やウイルスなどの脅威に対し、その都度あるいは定期的に修正プログラムなどを提供していた。終了後はそうした対応がなくなるため、ウイルスへの感染や不正アクセスの危険性が大幅に高まる。

「サイバー攻撃は刻一刻変わっている」。記者会見にはセキュリティーの専門家も登壇した。

ウィンドウズXPがコンピューターウイルスなどに感染する確率はウィンドウズ7に比べて10倍と大きいという

ウィンドウズXPがコンピューターウイルスなどに感染する確率はウィンドウズ7に比べて10倍と大きいという

経済産業省の委託を受け不正アクセス対策をするJPCERTコーディネーションセンターの満永拓邦氏は「OSなどを最新の状態に保っているパソコンはマルウエア(悪意のあるソフトウエア)感染率が2%未満にとどまる。最新の環境で基本的な対策を徹底することが大切だ」と解説した。

情報処理推進機構セキュリティセンターの加賀谷伸一郎調査役は「この1年間でもXPの脆弱性は毎月10件程度発見される。サポート終了後に脆弱性が見つかれば、これを悪用したマルウエア感染や不正アクセスの危険性が高まる」とサポートが切れたXPを使い続ける危険性を強調した。

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