2019年9月17日(火)

XPサポート終了まで1年 1400万台PC「お引っ越し」
日本MS、360社と組み企業ユーザー支援

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2013/4/9 20:06
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日本マイクロソフト(MS)は9日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」を搭載したパソコンを利用している企業を対象に、新OSへの移行支援を開始すると発表した。1年後の2014年4月にXPのサポートをすべて打ち切ることに向けた措置。企業に残る約1400万台のXPパソコンを、円滑に「ウィンドウズ8」など新しくて安全なOSに移行させるのが狙いである。

「耐震構造の最近のビルの方が大規模地震に対して強い。最新型のウィンドウズ8も同じで安全性が高い」(日本マイクロソフトの樋口泰行社長)

「耐震構造の最近のビルの方が大規模地震に対して強い。最新型のウィンドウズ8も同じで安全性が高い」(日本マイクロソフトの樋口泰行社長)

「古いビルにつぎはぎ工事するより、耐震構造の最近のビルの方が大規模地震に対して強い。最新型のウィンドウズ8も同じだ」。9日に開いた記者会見で日本マイクロソフトの樋口泰行社長はこう語った。XPがコンピューターウイルスなどに感染する確率はウィンドズ7の10倍と大きい。サポートが打ち切られ、安全性を高める更新プログラムが手に入らなくなる14年4月以降は、さらに不正アクセスなどのリスクが高まると警鐘を鳴らす。

記者会見を開いてまで移行支援への取り組みを公表したのは、XPからの移行が必ずしも順調に進んでいないため。14年4月のサポート打ち切りは、すでに何年も前から宣言していたが、中堅や中小企業の多くに伝わり切っていない実態に対する焦りがある。サポート打ち切りまで1年を切り、積極的に移行を後押ししなければ大量のパソコンが世界中のハッカー集団の攻撃にさらされることになる。

ウィンドウズXPがコンピューターウイルスなどに感染する確率はウィンドウズ7に比べて10倍と大きい

ウィンドウズXPがコンピューターウイルスなどに感染する確率はウィンドウズ7に比べて10倍と大きい

調査会社のIDCジャパン(東京・千代田)の調べでは、日本国内の企業で使っているパソコンの40%が依然としてXPを搭載。総数では実に約1400万台に及ぶ。企業は業務システムと連携させた場合に安定動作するかを検証した上で、社内のパソコン環境を構築している。業務が停止するリスクなどを避けるために、OSの入れ替えには慎重なのが一般的だ。逆に、入れ替えによるプラスが少ないことから、10年以上前のXPがいまだに広く使われている。

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