「待ち受け画面が世界を制す」 スマホの競争、新時代へ
UIEvolution 中島 聡

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2013/4/10 7:00
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フェイスブックは、このAndroidのオープンさを活用し、ホームでAndroidの基本画面を「さまざまなアプリを起動するためのもの」から「友達・知り合いとコミュニケーションするためのもの」に全面的に変更してしまったのだ。

■ポケット型コンピューターに進化した携帯電話

フェイスブックが、なぜホームをリリースしたかを理解するには、「そもそも携帯電話とは何か?」「携帯電話の操作性はどこに主眼を置いて設計すべきか」という"携帯電話のあり方"そのものを改めて考えてみる必要がある。

携帯電話は本来、音声通話やメールなどのコミュニケーションのためのツールであった。だが、高機能化が進むにつれ、ブラウザーやゲームなど、さまざまなアプリケーションを走らせることができるようになり、今や「ポケットに入るモバイルコンピューター」という存在にまでなっている。

アップルが07年にiPhoneを発表した際に、スティーブ・ジョブズ氏は「iPhoneは携帯電話とインターネット端末とiPodを一つにしたものだ」と宣言した。その時点で、スマホのモバイルコンピューター化は始まっていたといえる。

そして、08年にiTunes(アイチューンズ)アップストアをオープンし、サードパーティーによるアプリケーションを走らせることが可能になったときに、iPhoneは本当の意味でのモバイルコンピューターになった。

iPhoneを追いかける形で登場したAndroidも、モバイルコンピューターを目指す方向性は変わらない。そのために、iPhoneとAndroidのどちらのホーム画面も、アプリケーションのアイコンを並べただけの似通っているデザインになっているのは、こうした理由である。

■コミュニケーション重視を目指す新型スマホの時代へ

これに対して、少し趣向を変えて挑戦してきたのがマイクロソフトのスマホOS「Windows Phone(ウィンドウズ フォン)」である。

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