2018年1月24日(水)

サイバーエージェント、躍進支える「キラキラ女子」
サイバー流、女性活用の研究(1)

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2013/2/23 16:08
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 大手ネット企業のサイバーエージェントにおける若手女子社員の活躍が目覚ましい。仕事だけではなく、おしゃれも、プライベートも、全方位で手を抜かない「キラキラ女子」がその中核。最近では複数の女子社員がスマートフォン(スマホ)向けアプリの開発チームトップとしてテレビCMに出演するなど、八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せている。全3回の連載を通じて、サイバーエージェント流女性活用の実態と戦略に迫る。(文中敬称略)

昨年11月から放映された「アメーバスマホ」のテレビCMには、サイバーエージェントの社員が出演した

昨年11月から放映された「アメーバスマホ」のテレビCMには、サイバーエージェントの社員が出演した

 「アメーバスマホ♪」「どんなゲームなんですか?」――。オフィスの女子社員に、人気放送作家の鈴木おさむがインタビューするテレビCMを記憶の方も多いだろう。サイバーエージェントが昨年11月下旬から月間約30億円と過去最大級の費用を投じ、放映したCMだ。

 演じるのは芸能人ではなくすべて社員。出演した12人中9人が20歳代の女子社員で、放映回数の割合では、それ以上に女子社員バージョンが手厚い。華やかなサイバーエージェントの社内が垣間見えるような作品。しかし彼女らは単なる「広告塔」ではない。

■「美女を集めて業績が悪かったら、僕はアホ」

 出演したのは、いずれもスマホ向けアプリ開発チームを率いる現場トップ「プロデューサー」の肩書を持ち、自分が責任を持つサービスの紹介をした。社員数は連結で約2500人。男女比はほぼ半々。うちプロデューサー職は約200人。この中からCM出演者は「見栄え」で選定されたのか。あえて女性を選んだのか。社長の藤田晋(39)は真っ向から否定する。

テレビCM発表会で出演する女子社員に囲まれた藤田晋社長(中央右)

テレビCM発表会で出演する女子社員に囲まれた藤田晋社長(中央右)

 「いや、これは違うんです。本当にいけているサービス、CMに値するサービスを並べると、結果として女子プロデューサーが手がけるサービスが多すぎただけなんです。社内ランキングの上位は女子ばかり。逆に男子が手がけるサービスを何とか増やそうとしたくらいで」

 「うちの女子のパワーはやっぱり男子とは違いますね。理解も早いし、仕事を推進するチカラも、正直、男子より勝っている。男子の方が、瞬発力が弱いし、成長も遅い」

 「僕、よく『顔採用』してるといわれるんですけれど、それは正直いって違うんです。美女を集めて業績悪かったら、僕はアホじゃないですか。ただ、社内の女性を見ると、すごくキラキラしている雰囲気はある。実際、女性としても輝いていて、かつ仕事も活躍しているし、頑張っている。できる女性が多い。みんな、公私が充実しているのは確かですね」

 今、サイバーエージェントは「キラキラ女子」が支えている、といっても過言ではない。

■スマホ向けメディア「アメーバ」へ急激シフト

 インターネット広告の取次事業からスタートしたサイバーエージェントは、スマホ向けコミュニティー・ゲーム事業「Ameba(アメーバ)」を軸とした「スマホシフト」を急いでいる。収益は後回しにし、とにかくスマホ上での覇権を握ろうと経営資源を集中投下している。

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