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最後に明かされた松井秀喜"メジャー主軸"の誇り

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2012/12/29 7:00
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現役引退を表明した松井秀喜(38)は日米通算507本塁打という数字はあくまでチームの勝利のために戦った結果にすぎない、と話した。巨人、ヤンキースと日米の常勝球団の主軸を打ったただ一人の日本人選手。今、同じユニホームに袖を通す記録の偉人、イチローとは別の道を行きながら、劣らぬほどの記憶を球史に残した。

■ジーターも敬服するチーム愛

2012年シーズンの開幕1カ月後にレイズとマイナー契約、7月に戦力外通告。わずかに出場した試合で1割4分7厘という打率を見れば、いつその日が来ても不思議ではなかった。いいときも悪いときも淡々と自己を語る松井だったが、現役最後の会見でスラッガーとしてのプライドをにじませた。

松井には堅苦しささえ漂うヤンキースのピンストライプのユニホームがよく似合ったと思う。ストライプ柄には細身に見せる効果があるため、背が高く、ガッチリした体格の松井をスマートに見せたせいもあろうが、その性格がヤンキースとマッチしていたからだとも思う。

「すべてはチームの勝利のために。このチームに来た選手はまず、それを理解してもらわなければならない」。ヤンキースのキャプテン、デレク・ジーターは話す。

松井は「チームが勝つために努力してきた」と、引退会見で何度も繰り返した。"球界の盟主"といわれた巨人に入り、日本が生んだ最大のスーパースター、長嶋茂雄にマンツーマンで薫陶を受けた。

ヤンキースがワールドシリーズを3連覇した際の真ん中の年に当たる1999年、ヤンキースタジアムで初観戦し、「言葉で言い表せないくらい印象に残り」「このチームにほしいと言われるくらいの選手になりたい」と思ったという。「チーム第一」のメンタリティーをたたきこまれてきた松井がヤンキースにすんなりはまったのも当然だったろう。

松井とジーターは同い年。引退の報に「僕が最も好きな選手の1人」との言葉を寄せた。言葉の壁があり、かわす言葉は少なくても、チームへの献身は態度で分かっていたのだろう。

ちなみにジーターは12年からヤンキースに入った黒田博樹投手にも同じようなものを感じているようだ。投球内容を問われても必ず「チームが勝てばどうでもいい」という黒田をジーターは買っている。

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