愛犬の健康はクラウドで管理 富士通、歩数計で運動量や体調把握

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2012/11/27 16:23
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富士通は家庭で飼育しているペットの健康状態を管理するクラウドサービスを開始する。ペットに専用の歩数計を装着し、運動量やストレス、周囲の気温などを測定。データをインターネット経由でクラウド上にある同社サーバーに送信して蓄積・分析する。早期に体調の異変に気づきやすくする。まずは犬向けにサービスを展開し、動物病院やペット向け保険会社との連携も検討する。

犬専用の歩数計「わんダント」。小型犬でも無理なく装着できるよう、機能を絞りこみ重さ16グラムと軽くした。犬の首に装着するための専用首輪も用意する。予想実売価格は、1年分のクラウドサービス利用料を含み1万円前後

犬専用の歩数計「わんダント」。小型犬でも無理なく装着できるよう、機能を絞りこみ重さ16グラムと軽くした。犬の首に装着するための専用首輪も用意する。予想実売価格は、1年分のクラウドサービス利用料を含み1万円前後

日本で犬を飼っている世帯数は約950万で、全世帯の17.7%にのぼる。ペットは「家族の一員」として定着していることから、IT(情報技術)を活用した新サービスで健康管理に気を使う飼い主の需要を喚起する狙い。

■センサー内蔵の「犬用歩数計」を開発

犬用の歩数計「わんダント」(予想実売価格は1万円前後)を28日に発売する。3軸の加速度センサーと温度センサーを内蔵し、人用の歩数計と同様に犬が歩いたり走ったりすると歩数をカウントする。「歩数を正確に計測できるよう、数百頭の犬の歩行データを収集して、前脚の動きを抽出するアルゴリズムを開発した」(富士通 ユビキタスサービス事業本部の三ッ山陽子マネージャー)。

富士通が発売する犬用歩数計「わんダント」を装着したところ

富士通が発売する犬用歩数計「わんダント」を装着したところ

加えて、犬がブルブルと震える動作の回数と、周辺の温度も記録する。皮膚のかゆみやストレス、暑さ・寒さなどによって犬の体調に異常が起きた場合に、飼い主が早期に気づきやすくなるとする。

収集したデータは、わんダントに内蔵してある非接触型ICカード「FeliCa」機能を使い、FeliCa機能内蔵のパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)にいったん取り込み、そこから富士通のサーバーに送信する。

■犬の体調異変を素早く把握

飼い主は、パソコンのWebブラウザーまたはスマホのアプリで、日々の歩数や震えなどの推移をグラフで確認できる。

このほか、犬の名前や年齢、体重、食事、排せつ、散歩などの履歴を手動で登録したり、犬の写真をアップロードしてフォトアルバムを作りツイッターやフェイスブックに投稿したりできる。初年度の利用料は歩数計の本体価格に含まれるが、購入後2年目からはクラウドサービスの利用料として月額420円かかる。

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