メッセンジャーアプリ過熱、DeNA・サイバー…
先ゆく「LINE」、収益化急ぐ

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2012/11/16 7:00
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 「LINE」の独り勝ちだったスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向け無料通話・メッセンジャーアプリ市場。ここにきて大手各社が一気に動き出した。10月下旬にディー・エヌ・エー(DeNA)が新規参入、12月にはサイバーエージェントも新アプリを投入する。ヤフーは韓国大手と組み、グリーも同様のアプリ提供会社に出資するなど参入を狙う。先ゆくLINEの反応やいかに。

サイバーエージェントはスマホ向けアプリのテレビCM発表会を実施。藤田晋社長(中央右)のほか、人気タレントが顔をそろえた(15日、東京都渋谷区)

サイバーエージェントはスマホ向けアプリのテレビCM発表会を実施。藤田晋社長(中央右)のほか、人気タレントが顔をそろえた(15日、東京都渋谷区)

「もうLINEがすごすぎるので、追いつくなんてとんでもない。何回、社内でとめたか分からないくらい、とめたんですけれど、ついに出すことにしました」

サイバーエージェントの藤田晋社長はこう漏らす。スマホ向けメッセンジャーアプリ市場の勢いと社員の熱に押され、ゴーサインを出したアプリの名称は「DECOLINK(デコリンク)」。当初はチャット機能やスタンプ機能を持つメッセージング用途のみだが、普及次第では「無料通話機能も考える」(藤田社長)。12月中にもiOSとアンドロイド端末向けに投入する。

サイバーエージェントはソーシャルゲームやコミュニケーション関連などスマホ向けアプリ開発にグループの経営資源を集めており、15日にはアプリ開発に携わる若手社員を起用したテレビCMの発表会を開催。この場でデコリンクに触れることはなかったが、内部では着々と開発を進めていた。

■DeNA「comm」、年内に1000万狙う

サイバーエージェントが開発中のアプリ「デコリンク」のイメージ

サイバーエージェントが開発中のアプリ「デコリンク」のイメージ

デコリンク最大の特徴は、感情や意思を大きめのイラストで伝えるスタンプの種類。最初から1万点以上のスタンプを用意し、そのすべてを無料で提供する。大量の携帯電話向け絵文字を一括で仕入れ、大きめのスタンプに一気に流用できるメドがついたため、「若年層向け(中高生、大学生)であれば、一定の利用を見込める」と判断した。

サイバーエージェントがスマホアプリのCM発表会を行ったのは東京・渋谷のヒカリエ内のイベントホール。同じ場所で前日、DeNAもCM発表会を開催していた。10月23日、iOSとアンドロイド端末向けに「comm(コム)」というアプリを投入したDeNA。そのダウンロード数が国内で好調なことから、急きょテレビCMを中心とする10億円規模のプロモーションを実施することにしたという。

CMには人気タレントの吉高由里子さんを起用。今月7日に撮影し、16日から全国でオンエアというすさまじいスピード感で進んでいることからも、力の入れようがうかがえる。DeNAの守安功社長はインタビューで、こう目標を明かした。

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