モノづくりVB、成功の3法則 フォーカス・シンプル・センス

(3/5ページ)
2012/9/10 7:00
保存
共有
印刷
その他

特にベンチャー企業にとっては深刻な問題である。我々ベンチャーキャピタルから出資を受けるためには、我々が年間数百社出会うベンチャーの中の、片手に入らなくてはならないからだ。また、投資を受けた後も、少ないリソースで大企業や他の同業ベンチャーと競争しなくてはならない。そもそもフォーカスがなければ勝負にもならない。

■勝者の特徴 その2:シンプル(Simple)

フォーカスした先に待っているのは、おのずとシンプルな商品やサービスである。フォーカスで、徹底的にシンプルにした商品が世界一の会社を生む。

しかし、この「シンプル」というものは、その言葉が意味するところとは反対に、実行が難しい。

私が過去も現在も支援しているベンチャーの多くは、目新しい技術やビジネスモデルで勝負をしているので、最初に作るプロトタイプやサービスは大半が過剰機能で、説明が極めて難しい作りになる。そこから機能を削る作業が始まる。

それこそ、製品を作り上げてきたエンジニアや経営陣にとっては身を削るような思いで、一つ一つ機能を絞り、多くの消費者に受け入れられるような製品やサービスに仕立て上げ、一方で会社の特徴を味付けして世の中に出すのである。

A: nest (スマート温度計)        B: Sling Media (ロケーションフリーテレビ)-投資先

C: Fisker Automotive (電気自動車) D: Basis (健康維持腕時計)-投資先

E: Tesla Motors (電気自動車)     F: Jawbone (携帯用ヘッドホン)

G: Lytro (ピンぼけしないデジカメ)  H: Miselu (電子ピアノ)

I: Jambox (無線式スピーカー)     J: Pebble Watch (スマートウオッチ)

K: Flip Video (デジタルビデオ)     L: Lit Motors (電気バイク)

M: Ouya (ゲーム機器)

私が実際に投資して成功した会社や、今注目を浴びているモノづくりベンチャーが世に送り出した製品は、驚くほどシンプルなデザインで、機能を絞っているものが多い。(上記写真を参照)

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]